
5月12日
たぶん・・・・午後6時前
チョビ、永眠しました。
皆様、たくさんの励ましをありがとうございました。
今朝、チョビはバツの悪そうな顔でした。
寝たきりになって初めて、粗相したからです。
私は「やったね~!!えらいぞ~!」と大喜びしたので、叱られるとばかり思っていたチョビは面喰っていました。
それでも、私の手作り食に、大好きなソーセージを細かく刻んだものをトッピングして、「おなか空っぽになったから食べようね~。」と、差し出した分量をおいしそうにぺロりと平らげました。
今日は予定のない日で、一日中、彼を見守ることができます。
何度か下の世話をし、ずーっと身体をさすりながらいろんな話をしました。
白内障で真っ白になった目を見開いて、チョビは話を聞いているかのように見えました。
「いっぱい遊んだよね。」「雪玉、取ってこい!やったよね。」
「刈り取った後の田んぼ走ったよね。」
「あのね・・・犬の形してなくてもいいから、またかあちゃんのところに来てね。」
「だよね~」というと、確かにまばたきもしました。
しかし、状態は昨日よりさらに悪く、後ろ脚にはまったく力が入りません。
午後には手足が冷たくなっていました。
それでも、差し出した水は首をあげて飲みました。
もうダメかもと思ったり、いや、まだ大丈夫!と思ったり・・・・
ブランコのように揺れ動く私の気持ち。
そして・・・漠然と・・・・・・
金曜日のコーラス指導は休めないんだよと・・・
思ってしまったんです。
夕方、4時半、手作りご飯を持って行きました。
食べようと首を持ち上げ、何度か舐めてくれましたが、食べる力はもうなかったのですね。
「いいよ。今日はがんばったもんね。明日、またご飯食べようね。」
そう、言って、PCに向かい、頼まれていた仕事に取り掛かりました。
ももちゃが私の膝に乗って、じ~~~~~~っと、穴があくほど私を見つめています。
何か、気にかかってチョビを見ました。
さっきと違う体勢になっていました。
「・・・・・・・?」
夫が、「ちょん、まんま食ったが?」と声をかけてからわずか30分後のことでした。
チョビは穏やかに、少しも苦しまず、旅立っていました。
異変からわずか二週間。
最後の最後まで犬の誇りを失わず、見事なまでの旅立ちでした。
15年間ありがとうチョビ。
ゆっくりお休み。大好きだったよ。
虹の橋で待っててね。
あの声と、眼差しと、ぬくもりにはもう会えないのかという悲しいというより、寂しいという気持ちが強かったのを今も思い出します。
大事にしてもらえて幸せなワンちゃんだったと思っていたでしょうね。
またいつか一緒になれますよ、その時はお互いに別の姿になっているでしょうけれど
ご冥福をお祈り申し上げます。